まろちゃん の ぶろぐ。

思っていることを、それとなく綴ります。

学問のすゝめ。の意味とは。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

 

福澤諭吉さんの学問のすゝめのワンフレーズですね。

 

生まれながらにして、人は平等であり、身分や環境で差別されるべきではない、と。

 

しかし、「べきではない」なので、実際は不平等が生じている。

 

その不平等は、学問に励むことによって生まれた差である。

 

人の差は、学問をすることで生まれる、ということですね。

 

そういうわけで、福澤諭吉さんは慶應義塾大学を創ったわけですね。

 

 

先日の、電通過労自殺の件。

電通過労死の件。 - まろちゃん の ぶろぐ。

電通過労死の件。その2 - まろちゃん の ぶろぐ。

 

 

亡くなってしまったのは、東京大学卒の方です。

 

日本では、最高学府。

 

簡単にいうと、受験勉強で一番勉強を頑張った人のうちの一人です。

 

大学在学中も、様々な活動を頑張っていたんだと思います。

 

僕も、年度は違えど、電通は試験を受けました。

 

ESを8時間かけて書いて、OB訪問を何度かし、面接行きました。

 

落ちました。

 

何万人という中で、彼女は選ばれた人でした。

 

でも、選ばれながらにして、不平等に身を置くこととなってしまった。

 

そこには、差別もあった。

 

○○ハラスメントは、「○○的な嫌がらせ」なんて言われてますけど。

 

日本社会においては、差別くらいの意味がある気がします。

 

周りから、差別を受けていたんです。

 

嫌がらせなんて、かわいいもんじゃないです。

 

学問を頑張ったのに、頑張った結果、不平等な環境に置かれた。

 

学問、関係ないじゃん?って。

 

こんなはずじゃない、って何度も思ったことでしょう。

 

前は勉強を頑張ったら、みんな褒めてくれたはず。

 

今は、勉強だけじゃダメなんだと言われる。

 

必死で長い時間かけて仕事を頑張っていても、ダメと言われる。

 

それでも必死で頑張っていたら、女子力もないと言われる。

 

なんだったらいいの?って。

 

学問を頑張っても、不平等は待っていました。

 

 

階段の一番上から、突き落とされたくらいの衝撃があったかもしれません。

 

落とされても、また上る選択肢しかなかったようです。

 

非常口は、ありませんでした。

 

せめて、逃げ道があれば。

 

あることに、気づいていれば。